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こんにちは。しんかなクリニック院長の片岡です。

 

 

 

当院は現在、血糖測定機器として三和化学社のグルテストアイを採用をしておりますが、もう一機種としてアボットジャパン社のFreestyleリブレ（以下フリースタイルリブレ）を採用しております。血糖測定は採血検査以外では、従来より指先に微少な針を刺して血液を出す処置が不可欠で、どうしても苦痛を伴うものでした。この機種は従来の血糖測定機能に追加して「痛みを伴わない測定方法を追加」した血糖測定器として発売されたものです。

 

 

小型の丸いセンサー（500円玉大）を上腕部に装着することで、1度装着すると2週間の間は痛い指先からの採血の必要がなくなります。センサー中心部に取り付けられた極細フィラメントが皮下に挿入され、装着後60分より測定器をかざすだけでグルコース値を毎分測定します。測定データは15分ごとに保存、最大で8時間分が器械に保持され、かざすことでデータが本体へ移されます。

 

気になった時にほぼリアルタイムで24時間の持続皮下グルコース測定(FGM)が可能であり、注射製剤や食事・運動などによるグルコース値の推移が視覚的に把握でき、夜間などの無自覚性低血糖の検出に有用とされています。

（参考；フリースタイルリブレ患者さん・ご家族の皆さん向け：https://www.myfreestyle.jp/patient/）

 

 

 

当院でフリースタイルリブレを2型糖尿病で使用される方は1日3回のインスリン療法(強化インスリン療法)を施行中の方、または強化インスリン療法を施行後に混合型インスリン製剤を1 日2 回以上使用している)方になります。

上記の条件を満たさない方(ex:注射療法を導入されていない方、または1日1回の皮下注射と血糖測定の方)では自費での対応は可能です。適時ご相談下さい。