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11月14日は世界糖尿病デー

当ホームページをご覧のみなさまへ。
しんかなクリニック院長の片岡です。

本日は来る11月14日の世界糖尿病デーに関連して、前回に引き続き糖尿病関連の投稿をさせて頂きます。

糖尿病の予防・治療・療養の重要性を世界に啓発する日としてインスリンの発見者フレデリック・バンティングの誕生日にあたり、全世界でブルーライトアップをはじめ啓発イベントが行われる11月14日限定のイベントが世界糖尿病デーになります(日本では糖尿病啓発週間として11日(月)〜17日(日)に設定)。

また2024年度に於いては大阪府からも、世界糖尿病デーに合わせた啓発動画の紹介がありました。動画内容としては
1)糖尿病をはじめとした病気の予防・健康診断の大切さを見つめなおす動画(再生時間:約10分)
2)50人以下の社員を抱える経営者のみなさんに知っていただきたい情報を経済新聞編集長;竹原信夫氏が解説(再生時間約15分)
3)もしも藤原道長が社長になったら〜糖尿病予防奮闘記〜(12月に公開予定)
の内容となっております。こちらの当該ページからご参照下さい。

糖尿病の治療法は101年前のインスリン発見で大きく進みましたが、国内では当病病の症状(喉の渇き・多量の飲水)が平安時代に記載された文章に見る事が出来ます。偶然ですが、今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」は平安時代の藤原道長が生きた時代が舞台になっております。

平安時代に作られた酒は製造法(蒸留技術)が未熟でアルコール度数が低く甘いもので、現代風に言えばお酒というより「アルコール風味のジュース」という感じでしょうか。問題点として貴族や豪族の間での過度な飲酒が健康被害を引き起こし、糖尿病やアルコール依存症のような症状を呈する人が多かったことが挙げられます。一方で庶民には飲酒習慣が広がっておらず、自由に酒を飲むことは許されていませんでした(ちなみに、ドラマ撮影中の飲酒シーンでは一見見た目そっくりな某社の乳酸菌飲料が使われていたそうです)。

さて糖尿病の呼称が「社会的に問題だ」として病名変更の動きがあります。病名:糖尿病 が「社会的な烙印となっている」として、ラテン語読みの「ダイアビティス」に病名を変更しよう と糖尿病協会が提唱、糖尿病学会でも取り上げられましたが、「外来語横読み」とするのではイメージが湧かない と反対意見も少なく無いようです(以前の高脂血症を脂質異常症と呼び方を変えた本邦の歴史的背景からも、血糖異常症 の方が馴染みが良いのではないか、という印象を私個人の意見として持っています)。

結論ありき、で答えを出し無理やり推し進めるその姿勢は、マイナ保険証に固執するあまり低い使用率のまま保険証廃止となる期日を前に、慌てて「今までの保険証が使えない訳ではない」と声明を出した厚生労働省のソレと大きく変わりが無いようにも見えます。国内の患者団体であるからこそ、実患者に則した現実的な視点・病名変更こそが重要ではないでしょうか。

 

当院では、患者様毎に併せた治療と継続可能なサポートの両立を常に心がけて診療を行っております。
糖尿病を始めとする生活習慣病治療や管理について何かしらのご不安・ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。皆様が糖尿病と上手に付き合いながら、健康で充実した毎日を過ごせる一助となれるよう努めて参ります。

今後とも、しんかなクリニックをどうぞ宜しくお願い致します。

 

しんかなクリニック 内科・糖尿病内科
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