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こんにちは。しんかなクリニック 院長の片岡です。
糖尿病は血糖値を下げるインスリンというホルモンを作る膵臓のβ細胞の機能が低下して発症する病気です。
古く紀元前3000年以前より存在し、先進国は元より発展途上国まで広く認められる疾患にもかかわらず、未だ根治的な治療が確立していません。
現状を何とかしようと、インスリンの発見者の誕生日である11月14日を1年に1度の「世界糖尿病デー」に制定し、2006年12月の国連総会でこれが公認されました。11月14日当日は世界各地(国内では主に観光施設が中心)で糖尿病の予防・治療・療養を喚起する啓発運動を推進する目的で、ブルーライトでのライトアップ/イルミネーションを始め、様々な啓発イベントが行われております。
インスリンが発見され来年で100年を迎えますが、インスリンが作られる細胞そのものに直接的に働きかける治療法は今まで存在しておりませんでした。ただこれに風穴を開けるような研究結果が過日発表されました。
インスリンが産生されるβ細胞のもとになる細胞を、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から大量に作り出すことに成功したと、京大を始めとする研究チームが10月30日にアメリカの科学誌セル・ケミカルバイオロジー電子版で発表しております。
iPS細胞からβ細胞を作り出し、それが体内に安定して定着させる事ができれば、永らく待たれていた根本的治療になりえると期待されます。今後の新たな治療につながっていくのを心待ちにしたいと思います。
今後とも、しんかなクリニックをどうぞ宜しくお願い致します。
しんかなクリニック 内科・糖尿病内科
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