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こんにちは。しんかなクリニック院長の片岡です。

年齢があがることで、身体的な老化（体力低下等）はどうしても避けて通れません。当院ではInBodyでの体組成検査を通じ、筋肉量の評価を行っておりますが、脳の老化にあたる認知症の合併は加齢と共に上昇することが厚生労働省のまとめで報告されています。

認知症を引き起こす原因疾患として高血圧や糖尿病等が明らかになっておりましたが、先日、認知症の患者の脳内から歯周病の原因菌が検出されたという報告がありました。研究者からの報告では「認知症の発症や症状悪化を防ぐ薬などの開発につなげたいが、現在出来る対策として、正しい歯の磨き方と定期的に歯医者で点検して歯石を取り歯周病を予防してほしい」との事です。

現在、歯周病は歯を失う最も高い原因と言われており、30歳以上では3人に2人がなんらかの歯周病所見があると言われています。人体の頸から上は元より血流が比較的多いため、血管内の血糖値が高い糖尿病の患者さんだと歯周病の進行もまた早い方が多く、40歳で既に歯が全て無くなってしまった方も何人かお見受けしました。

手遅れになる前に、早期発見・治療を行うことで、今後、お口の中のみならず認知症等の全身の健康を維持できる可能性が指摘されております。健診での人間ドック受診のみならず、歯周病の検診(歯科受診)をお勧めします。

今後とも、しんかなクリニックをどうぞ宜しくお願い致します。

しんかなクリニック　内科・糖尿病内科
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